東京消防庁「トイレカー」導入 長時間活動や大規模災害に対応

災害現場での活動や女性の消防隊員の増加に対応するため、東京消防庁にトイレの機能に特化した車両が初めて導入されました。

導入されたのは、東京消防庁がおよそ5000万円をかけて整備した「トイレカー」で、26日から運用を開始するのに合わせて、報道陣に公開されました。

一見すると通常の消防車両のようですが、消火設備はなく、車両の中央が男性用、後方が女性用のトイレになっています。
新幹線と同じタイプの便器が使われているほか、女性用のスペースには着替え台があり、更衣室も兼ねているということです。

東京消防庁によりますと、最近は災害現場での長時間の活動が増えているほか、女性の職員もおよそ1200人と10年前より30%以上増加したということで、現場でのトイレの確保が課題となっていました。

「トイレカー」の導入は全国で初めてとみられるということで、今後、千代田区の神田消防署を拠点に、4時間以上の活動が見込まれる現場や、各地の大規模災害の現場に派遣されることになっています。

神田消防署の櫻井美乃消防士は「女性はトイレを我慢して活動せざるをえない場合があるので、車両があることで安心して活動に臨めます」と話していました。