新型コロナ ワクチン接種 世界で10億回超える

新型コロナウイルスのワクチンの接種回数が、世界で10億回を超えたことがイギリス、オックスフォード大学の研究者などのまとめで分かりました。

イギリス、オックスフォード大学の研究者などが運営するサイト「アワ・ワールド・イン・データ」によりますと、世界全体の新型コロナウイルスのワクチンの接種回数は、24日の時点で10億1000万回と10億回を超えました。

このうち最も多いのが
▽アメリカで2億2564万回、
次いで
▽中国が2億2031万回、
▽インドが1億3838万回、
▽イギリスが4558万回、
となっています。

また、2回接種することになっているワクチンを2回とも接種するなど、接種が完了した人の割合は、主な国で、
▽イスラエルが57.9%、
▽UAE=アラブ首長国連邦が38.8%、
▽チリが32.2%、
▽バーレーンが30.4%、
▽アメリカが27.8%
となっています。

このうち、イスラエルでは新たな感染者数が減少していて、ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、24日時点の一日当たりの新たな感染者は82人となっています。

一方、チリでは感染者が多い状態が続いていて、専門家は、人の移動が増えたことで、まだ接種していない人を中心に感染が拡大しているとみて、多くの人がワクチンを接種して免疫を持つようになるまでは警戒を緩めるべきではないと指摘しています。