iPS細胞から血小板作り投与する治療法 年内にも治験開始へ

京都市のベンチャー企業が進める、iPS細胞から血小板という血液の成分を作り出し患者に投与する治療法の治験の計画について、国の機関の調査が終わったことから、会社では、医療機関での審査を経たうえで、年内にも治験を始めたいとしています。

これは、京都市のバイオベンチャー企業「メガカリオン」が26日、発表しました。

この会社では、iPS細胞から血液の成分の一つで止血に必要な血小板を作り出し「血小板減少症」の患者に投与する治療法について、国の承認を得るために、実際にヒトに投与する治験の計画を進めています。

会社によりますと、治験の計画書を医薬品などの審査を行う国の機関PMDA=医薬品医療機器総合機構に提出し、調査が終わったということです。

計画では、京都大学から提供を受けた第三者のiPS細胞から血小板を作り出し、成人の男女およそ10人に実際に投与して、1年間かけて安全性や有効性を確認するということです。

会社によりますと、治療に使う血小板は現在は献血に頼っていますが、iPS細胞から作り出すことができれば大量生産も可能になるということで、今後、実際に投与を行う予定の京都大学医学部附属病院で改めて審査を受けたうえで、承認されれば年内にも投与を始めたいとしています。