“顧客第一に考えた業務を”金融機関に状況報告求める 金融庁

銀行や証券、保険などの金融機関が、顧客を第一に考えた業務を行っているかどうか、金融庁が各社の取り組み状況を報告するよう求めています。
リスト化してホームページなどで公表することで顧客本位の業務運営を根づかせるのがねらいです。

金融庁は4年前、銀行や証券、保険などの幅広い金融機関を対象に「顧客本位の業務運営に関する原則」を作りました。

この中では、金融機関が顧客から手数料を得ることを優先して金融商品を販売しているといった批判が根強いことも踏まえ、顧客の利益の追求や、手数料の明確化、それに、分かりやすい情報提供などを盛り込んでいます。

この原則に沿って業務を行うとしている金融機関は2000社余りに増えていますが、金融庁は、今月、各社の取り組み状況を報告するよう求めました。

実効性を高めて顧客本位の業務運営を根づかせるのがねらいで、金融庁は、社名や報告内容をリスト化したうえで、ホームページなどで公表し、特に評価できる取り組みも併せて示すということです。

金融庁総合政策局の堀本善雄審議官は「金融機関が原則をどう実行するのか、みずから考えてもらう。顧客と金融機関の間でよい循環ができるよう、サポートしていきたい」と話しています。