イラク コロナ治療病院で火事 80人以上死亡 酸素ボンベ爆発か

イラクの首都バグダッドで、新型コロナウイルスの患者の治療にあたる病院で火事が起き、これまでに80人以上が死亡しました。
酸素ボンベが爆発したとの情報もあり、当局が原因を調べています。

バグダッド南部にある新型コロナウイルスの患者の治療にあたる病院で、24日夜遅く、火事が起き、イラク内務省によりますとこれまでに82人が死亡し、100人以上がけがをしたということです。

現地の保健当局は、犠牲者の多くは患者やその家族だとしていて、現場からは患者や医療スタッフなど200人以上が救助されたということです。

複数の地元メディアは、火事は集中治療室があるフロアで発生し、酸素ボンベが爆発したと伝えていて、警察や保健当局が原因を調べています。

イラクでは、新型コロナウイルスの1日当たりの感染者数が、このところ6000人を超えて増加傾向にあり、医療体制のぜい弱さが問題となっています。