中国で日韓からの投資呼びかけるイベント 対米けん制ねらいも

アメリカとの対立が深まる中、中国沿海部の山東省で日本と韓国からの投資を呼びかける大規模なイベントが開かれ、経済分野での日韓との連携強化を通じてバイデン政権をけん制するねらいもあるとみられます。

中国山東省の中心都市、済南で開かれたイベントには省の幹部や、日本と韓国の企業や自治体の関係者などおよそ500人が出席しました。

この中で李幹傑省長は「われわれは日韓のより多くの企業が進出し協力のレベルを高めることを期待している」と述べ、投資を呼びかけました。

また、山東省と友好都市の和歌山県の仁坂知事は「環境分野や人材交流、高齢者福祉などで協力に向けた活動を進めたい」とビデオメッセージを寄せました。

イベントでは省などの担当者たちが、日本と韓国からの企業進出を見込んで、さまざまな投資環境の整備を進めていることをアピールしていました。

中国としては、人権や安全保障など幅広い分野でアメリカとの対立が深まる中、アメリカの同盟国である日本と韓国との経済分野での連携強化を通じてバイデン政権をけん制するねらいもあるとみられます。