東京都 新型コロナ 635人感染 日曜日に600人超は1月31日以来

東京都内では、25日、新たに635人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。都の担当者は、「きょうから緊急事態宣言の期間に入った。路上での飲み会やホームパーティー、バーベキューなども控えて、ステイホームを徹底してほしい」と呼びかけています。

新たに635人感染

東京都は、25日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて635人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

日曜日に600人を超えるのは、およそ3か月前の1月31日以来です。

1週間前の日曜日からは92人増えていて、前の週の同じ曜日を上回るのは25日連続です。

また、25日までの7日間平均は727.1人で、前の週の124.0%となりました。

今月の感染確認は、25日までで1万4187人と、すでに先月1か月の1.5倍となっていて、増加傾向が続いています。

都の担当者は「きょうから緊急事態宣言の期間に入った。酒を提供する飲食店などに休業要請を行っているが、特に飲食の場面では感染のリスクが高いので、路上での飲み会やホームパーティー、バーベキューなども控えて、ステイホームを徹底してほしい」と呼びかけています。

25日の635人の年代別は、

▽10歳未満が23人
▽10代が48人
▽20代が182人
▽30代が117人
▽40代が83人
▽50代が91人
▽60代が37人
▽70代が29人
▽80代が20人
▽90代が5人です。

25日の635人のうち、およそ53%にあたる335人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が147人と最も多く、次いで「施設内」と「職場内」がそれぞれ49人、「会食」が26人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは13万5173人になりました。

25日時点で入院している人は、24日より33人増えて1812人で「現在確保している病床に占める割合」は32.7%です。

都の基準で集計した25日時点の重症の患者は、24日より1人減って50人で、重症患者用の病床の13.4%を使用しています。

また、都は、感染が確認された70代から90代までの男女あわせて4人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人はあわせて1876人になりました。

小池知事「繁華街での人出多い」

東京都の小池知事は、25日から緊急事態宣言の期間に入ったことについて、都庁で記者団に対し「きょうも日中、繁華街での人出が多く、特に若い人が非常に多い。『ずっと続けてください』とは言っていない。宣言の間は動きをできるかぎり止めて、家で過ごしてほしい。近県から来ている人も多いようだが、東京へ来ないでほしい」と述べました。

そのうえで「感染を拡大させないという強い思いを皆さんと共有したい。この間がとても重要で、感染拡大を抑える徹底した期間にしていきたいと思っているので、協力をお願いしたい」と述べました。