ロシア極東ウラジオストクに中ソ軍事衝突の戦死者の碑が完成

1969年に当時のソビエトと中国の間で起きた軍事衝突で戦死した兵士たちの記念碑がロシア極東のウラジオストクに完成し、プーチン政権には、地域の重要性を強調し、愛国心に訴えることで地方の支持をつなぎ止めようというねらいがあると見られます。

52年前の1969年、当時のソビエトと中国は、国境を流れる川にある珍宝島、ロシア名・ダマンスキー島の領有権をめぐって軍事衝突し、ソビエト側では、兵士や国境警備隊の隊員58人が戦死したとされています。

ロシア政府は戦死した兵士たちを追悼し記憶にとどめようと地方政府とともにウラジオストクに記念碑を建て、24日除幕式が行われました。

式典には国境警備隊が所属するFSB=連邦保安庁の関係者や退役軍人などが参加し、それぞれ花を手向けました。

出席したFSBの幹部、ユーリエフ氏は「記念碑がウラジオストクに建てられたことは非常に象徴的だと思う。ここは常に祖国防衛の最前線だ」と述べました。

ウラジオストクなどロシア極東ではプーチン政権に対する抗議デモが相次いでおり、政権側には地域の重要性を強調し愛国心に訴えることで、地方の支持をつなぎ止めようというねらいがあると見られます。