米中の「ピンポン外交」から50年 北京で式典

中国とアメリカの国交正常化につながった、いわゆる「ピンポン外交」から、50年となるのを記念する催しが北京で開かれ、中国としては、アメリカとの対立が深まる中、関係改善の糸口を探りたいねらいもあるとみられます。

「ピンポン外交」は、1971年に日本で行われた卓球の大会で中国とアメリカの選手が交流を深めたことをきっかけに米中両国が関係改善を進め、その後の国交正常化につながったもので、スポーツを通じた外交として知られています。

この「ピンポン外交」からことしで50年になることから、24日、北京で、中国政府などが主催して記念の催しが開かれました。

この中で、王岐山 国家副主席がビデオメッセージを寄せ「ピンポン外交」は、今の米中関係にとっても参考になると指摘したうえで「争いは両国に不利益をもたらし協力が唯一の正しい選択だ」と呼びかけました。

また、同じ1971年に極秘に中国を訪問して、国交正常化の道筋をつけたキッシンジャー元国務長官もビデオメッセージを寄せ「小さな一歩の積み重ねが大きな結果を生むことがある」と振り返り「両国が世界の平和と繁栄の秩序をつくりだすことに期待する」と述べました。

中国としては、アメリカとの対立が深まる中、こうした催しを通じて、関係改善の糸口を探りたいねらいもあるとみられます。