小池都知事 東京五輪「安全安心な大会開催方針 変わらず」

開幕まで3か月となった東京オリンピックについて、東京都の小池知事は記者団から、感染の状況を踏まえて開催を見送る選択肢があるのか問われたのに対し、「安全安心な大会を開催することについて東京都の方針は変わっていない」と述べ、引き続き、感染対策を徹底しながら大会の開催につなげていく考えを強調しました。

東京大会の開幕まで23日であと3か月となるなか、都内では変異ウイルスが急増するなど感染の拡大が続いていて、23日夜に3度目の緊急事態宣言が出ることが決まりました。

東京都の小池知事は臨時の記者会見で、記者団から東京大会の開催を見送るという選択肢があるのか問われたのに対し「1年間の延期という極めてまれなケースだが、安全安心な大会を開催することについては東京都の方針は変わっていない」と述べました。

そのうえで「一方で変異株の影響もあって感染が増えている状況だ。人の流れを抑えて感染を抑えていくことは安全安心な大会だけでなく、都民の命、健康を守る観点から必要だと考えている」と述べ、引き続き、感染対策を徹底しながら、大会の開催につなげていく考えを強調しました。