プロ野球 “宣言”対象地域の試合 無観客か延期か24日再び検討

政府が緊急事態宣言を出す東京、大阪、兵庫、京都の4都府県でイベントを無観客で開催するよう要請することを受け、プロ野球は臨時の実行委員会を開いて対応を協議しました。しかし、対象地域での試合を無観客で開催するか延期するかで意見が分かれ、24日に再び検討することになりました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、政府は東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象に25日から来月11日までの期間、緊急事態宣言を出し、対象地域ではプロ野球を含めたイベントを原則、無観客で開催するよう要請することを決めました。

これを受けて、プロ野球12球団は臨時の実行委員会を開いて対応を協議しました。

関係者によりますと、対象地域での試合を無観客で開催するか、延期するかで意見が分かれ、結論が出なかったということです。

このため、24日に再び実行委員会を開いて検討することになりました。

各球団からは無観客でも試合を開催してシーズン143試合をすべて行うことを目指すべきという意見がある一方で、入場料収入なしでの試合開催は球団経営への打撃が大きいという声も出ているということです。

緊急事態宣言の期間中に対象地域では東京ドームでの巨人戦が7試合、日本ハム戦が1試合、神宮球場でのヤクルト戦が8試合、甲子園球場での阪神戦が5試合、京セラドーム大阪でのオリックス戦が6試合の合わせて27試合が予定されています。

このうち宣言初日となる25日、3試合については観客を入れての開催が認められる見通しだということです。