ロシア 東京五輪で国歌の代わりにチャイコフスキーの協奏曲

過去の組織的なドーピングをめぐり、スポーツの国際大会で国旗や国歌を使えない処分を受けたロシアに対し、IOC=国際オリンピック委員会は、東京オリンピックで国歌の代わりにチャイコフスキーのピアノ協奏曲を使うことを承認しました。

ロシアは過去の組織的なドーピングが認定され、来年12月までスポーツの主要な国際大会に選手団を派遣できない処分を受けました。

この夏の東京オリンピックでは、厳しい条件を満たした選手に限ってロシアオリンピック委員会の代表として参加することが許されたものの、ロシアの国旗や国歌を使うことは禁止されました。

IOCが23日、NHKの取材に明らかにしたところによりますと、ロシアオリンピック委員会の申請を受け、東京大会では国歌の代わりにロシアを代表する作曲家、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を使うことが認められました。

チャイコフスキーは「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」などの作品で知られる19世紀のロシアを代表する作曲家です。

ロシアオリンピック委員会のポズドニャコフ会長は22日、「困難な承認作業が終わった。IOCに感謝する」というコメントを発表しました。

国旗の代わりには、ロシアオリンピック委員会のエンブレムを描いた旗が使われることが決まっていて、今回承認されたチャイコフスキーのピアノ協奏曲は、この旗とともに東京大会の表彰式などで流されることになります。