警視庁と都 繁華街を合同でパトロールや飲食店の感染対策確認

緊急事態宣言が出されるのを前に、東京都内の繁華街では23日夜、警視庁と都が合同でパトロールや飲食店の感染対策の確認などを行いました。

この取り組みは、都内の20か所余りの繁華街で一斉に行われ、このうち新宿 歌舞伎町には警察官や都の職員、合わせて70人余りが集まりました。

警察官は悪質な客引きなどがいないかパトロールを行ったほか、営業中の飲食店に立ち寄り、時短営業の店などをねらった盗みの被害が相次いでいるとして、注意を呼びかけました。

また、都の職員も警察官と一緒に飲食店を回って感染対策の状況を確認し、消毒液が置かれているかや、客どうしの間隔を空けているかなどチェックシートに基づいて店員に一つ一つ聞き取っていました。

東京では25日から緊急事態宣言が出されることが決まりましたが、歌舞伎町では午後6時を過ぎると仕事帰りの会社員などが次々と行き交っていました。

警視庁生活安全総務課の重成浩司課長は「時短営業に伴って悪質な客引きが増えるなど、感染拡大は繁華街にも大きな影響を与えている。東京都とも連携しながら適切な対策を講じていきたい」と話していました。