大阪 緊急事態宣言で休業要請 関西のスポーツへの影響は?

政府が東京、大阪、兵庫、京都の4都府県を対象に緊急事態宣言を出しました。

宣言に伴う措置として、大阪府はイベントは無観客での開催以外は休止を要請することにしています。

関西の大阪、兵庫、京都のスポーツイベントへの影響をまとめました。

プロ野球

プロ野球は宣言の期間中、阪神が甲子園球場で5試合、オリックスが京セラドーム大阪で6試合を予定しています。

プロ野球は、無観客での開催を要請されればそれに従う方向で今後の対応を検討することにしています。

オリックスは、今月25日から6月13日までのホームゲーム20試合について入場券の販売や事前予約などを一時中止すると発表しました。

Jリーグ

サッカーJリーグはJ1のガンバ大阪が1試合、セレッソ大阪が1試合、ヴィッセル神戸が3試合、J2の京都サンガが2試合、ホームゲームを予定しています。

Jリーグもプロ野球と同様に、無観客での開催を要請されればそれに従う方向で今後の対応を検討することにしています。

ラグビートップリーグ

ラグビートップリーグは現在、プレーオフトーナメントが行われています。

日本ラグビー協会は、来月15日と16日に大阪・東大阪市の花園ラグビー場で行われる準決勝と23日に東京で行われる決勝のチケットの販売を一時停止すると発表しました。

一方、25日、花園ラグビー場で行われる近鉄とパナソニックの2回戦については、5000人を上限にすでにチケットを販売していて、宣言にともなう要請の内容を踏まえて対応する方針です。

バスケットボール

バスケットボール男子のBリーグは、要請の内容を踏まえて対応を検討する方針です。

3府県にはB1とB2を合わせて3つのチームがあります。

期間中はB1の大阪エヴェッサが今月30日と来月2日にホームゲーム2試合を予定しているほか、B2の西宮ストークスが来月7日から地元でプレーオフに臨みます。

バレーボール

バレーボールでは今月30日から来月5日までの日程で大阪市で予定されていた黒鷲旗・全日本選抜大会が緊急事態宣言が出される見込みになったことを受けて、すでに中止が決まっています。

陸上

陸上は24日と25日に兵庫リレーカーニバルが神戸市のユニバー記念競技場、 来月5日に木南道孝記念大会が大阪市のヤンマースタジアム長居で行われる予定です。

いずれも観客を入れての開催を計画していますが、23日夜から24日にかけて対応を検討する方針です。

競馬

競馬は、兵庫県宝塚市の阪神競馬場で3600席余りの指定席を事前販売する形で観客を入れて、毎週、土曜日と日曜日に開催が続いています。

期間中の来月2日には、長距離ナンバーワンを争う伝統のG1レース、春の天皇賞も予定されていますが、JRA=日本中央競馬会は、自治体の要請の内容を踏まえて今後の対応を検討するとしています。

フィギュアスケート

このほか、フィギュアスケートで、ピョンチャンオリンピック4位の宮原知子選手などが出演するアイスショーが24日と25日、京都府宇治市で開かれることになっていますが宣言の期間中となる25日については、急きょ、無観客とすることを決めました。

トライアスロン・ゴルフ

また、来月9日に大阪城周辺の特設コースで行われる予定だったトライアスロンの大会が中止となりました。

神戸市で無観客で開催されているゴルフの国内男子ツアーの関西オープンは25日が大会最終日で、予定どおり開催するかどうか協議することにしています。