星出さん搭乗 民間宇宙船 国際宇宙ステーションへ打ち上げ成功

日本人宇宙飛行士の星出彰彦さんら4人の飛行士を乗せた民間の宇宙船は日本時間の23日、午後7時前にアメリカから国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられ、宇宙船は予定された軌道に投入されて打ち上げは成功しました。

星出さんは3回目の宇宙飛行で、24日午後6時すぎに国際宇宙ステーションに到着する予定です。

日本人宇宙飛行士の星出彰彦さんとアメリカやフランスの飛行士、合わせて4人は、アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターで民間の宇宙船「クルードラゴン」の2号機に乗り込みました。
そして、その宇宙船を先端に搭載した「ファルコン9」ロケットは、日本時間の23日午後6時49分に打ち上げられ、オレンジ色の光を輝かせながらごう音をたてて上昇していきました。
宇宙船はおよそ12分後に予定された軌道でロケットから分離されて打ち上げは成功し、星出さんたち4人の飛行士は宇宙船の中で両腕をあげて喜ぶようなしぐさをしていました。

星出さんは3回目の宇宙飛行で、日本時間の24日午後6時10分ごろに国際宇宙ステーションに到着する予定です。
星出さんは宇宙ステーションにおよそ半年間、滞在し、若田光一さんに続いて日本人としては2人目となる船長を務めることになっています。

宇宙ステーションには現在、長期滞在中の野口聡一さんがいるため、星出さんの打ち上げで、2010年に野口さんと山崎直子さん以来となる、日本人2人が同時に宇宙に滞在していることになります。

星出さんの打ち上げを宇宙ステーションで見守っていた野口さんはツイッターで「星出さん搭乗のドラゴン宇宙船、打ち上げをISSで見届けました!明日のお越しをお待ちしております」と投稿して成功を祝福しました。

星出さんはこれまでに「スペースシャトル」と「ソユーズ」に搭乗しているため、今回で3つの異なるタイプの宇宙船に乗ることになり、3つの宇宙船に搭乗したのは、日本人では野口さんに次いで2人目となります。

この宇宙船とロケットは、複数回使用できる再使用型として開発されたたもので、飛行士を乗せての打ち上げでは今回、初めて宇宙船とロケットの1段目が1度使われたものを再使用しています。

JAXA佐々木理事「宇宙開発の国際協力、民間との協力のシンボル」

星出彰彦宇宙飛行士ら4人を乗せた宇宙船の打ち上げ後の記者会見でJAXAの佐々木宏理事は今回の打ち上げの意義について「宇宙開発の国際協力、そして民間との協力のシンボルだ。人類の活動の限界を月、さらにその先まで広げる上で、国際協力が重要になる」と述べました。

また、NASAのジャージック長官代行は「民間による商業輸送を実現するのに10年かかったが、その結果11か月で3回という早いペースで、定期的な宇宙飛行士の輸送ができるようになった。これによって国際宇宙ステーションでの研究開発がより早く進むようになるだろう」と述べました。

宇宙船を開発したスペースXのイーロン・マスク氏は「有人宇宙飛行は人々が未来に対して期待することのひとつだ。人類の文明を宇宙へ旅するものに発展させたい」とさらなる宇宙開発への貢献に意欲を示しました。