孤独や孤立問題めぐり 政府が全国調査へ 来年3月にも結果公表

孤独や孤立の問題をめぐり、政府は実態把握に向けた全国調査を実施することになり、有識者にも意見を聴いて調査方法などを検討し、来年3月末までに結果を公表するスケジュールを確認しました。

新型コロナウイルスの影響が続くなか、政府は孤独や孤立の問題が深刻化しているとして、23日、すべての府省庁の副大臣による会議を開いて対応を検討しました。

この中で、坂本一億総活躍担当大臣は「緊急事態宣言の発出が見込まれるなか、ゴールデンウイーク中は学校が休みになり、居場所を失う子どもたちがいる。『子ども食堂』をはじめ、居場所が確保されるよう実効性のある対応をお願いしたい」と述べました。

このあと、会議では孤独や孤立に悩む人たちの実態を把握するため、全国調査を実施することを決め、有識者にも意見を聴いて調査方法などを検討し、来年3月末までに結果を公表するスケジュールを確認しました。

政府は、調査結果を基に支援のニーズを把握し、効果的な対策を講じていきたいとしています。