子どもの体力維持のため 対策取り部活動継続を スポーツ庁長官

東京や大阪など4つの都府県に出される緊急事態宣言についてスポーツ庁の室伏長官は「感染リスクに気をつけながら工夫して活動していくことが大切だ」と述べ、対策を取れば学校での部活動などは継続できるという考えを示しました。

緊急事態宣言の発出に伴って政府は、一律の休校は求めないとしていますが、部活動などで感染リスクの高い活動は制限や自粛を要請するとしています。

これについてスポーツ庁の室伏長官は23日の記者会見で「地域ごとに感染状況が違うので、それぞれで対応してもらう。自粛期間が長引くにつれて、体力が落ちてしまうことは十分考えられるので工夫して乗り切っていく必要がある」と述べました。

そのうえで「コロナの感染が広がって1年がたち、現場で感染リスクが高い活動を控えることができると思う。子どもの体力維持のため、工夫して活動していくことが大切だ」と述べ、対策を取れば緊急事態宣言が出されても学校での部活動などは継続できるという考えを示しました。

また、23日で開幕まで3か月となった東京オリンピックについては「アスリートの支援を続けていきたいが、現段階ではいかに感染を抑えられるかというところで、スポーツ界も協力していく必要がある」と述べるにとどまりました。