菅首相「強力な対策を短期集中的に実施しウイルス抑え込む」

23日夜に決定する東京、大阪、兵庫、京都の4都府県への緊急事態宣言について、菅総理大臣は、参議院本会議で「多くの人が休みに入る機会を捉え、強力な対策を短期集中的に実施し、ウイルスの勢いを抑え込む」と述べ、感染拡大を食い止めるため、大型連休にあわせて対策の強化を図る考えを示しました。

この中で菅総理大臣は、4都府県への緊急事態宣言について「ゴールデンウイークという、多くの方々が休みに入る機会を捉え、強力な対策を短期集中的に実施し、ウイルスの勢いを抑え込む必要があると判断し、きょう、分科会に諮問した。宣言の影響を受ける方々への支援策をしっかりと講じつつ、感染拡大を食い止めるために対策を徹底していく」と述べました。

そして、ワクチンの接種について「感染対策の決め手となるワクチンについて、希望するすべての方々への速やかな接種が進むよう、先頭に立って全力を尽くすことが私の責任だ。引き続き、政府を挙げて対応していく」と述べました。

また、高齢者向けのワクチンについて、自治体の需要を踏まえて6月末までに高齢者全員分を配送するとしたうえで、接種のスケジュールについて、政府としての考えを示したいと説明しました。