千葉県「まん延防止等重点措置」対象を5市から12市拡大で調整

東京都に緊急事態宣言が出される見通しとなる中、千葉県は「まん延防止等重点措置」適用の対象地域について、これまでの5つの市に、新たに千葉市と県北西部の6つの市を加えた12の市に拡大する方向で調整していることが関係者への取材で分かりました。

千葉県では4月20日から「まん延防止等重点措置」が適用され、県北西部の船橋市と市川市、松戸市、柏市、浦安市の合わせて5つの市を対象地域として、飲食店などに対して営業時間の短縮などを求めています。

関係者によりますと、東京都に3回目の緊急事態宣言が出された場合、千葉県も隣接する地域を中心に影響は避けられないとして、都内からの人の流れを抑えるため適用の対象地域を拡大する方針を固めたということです。

具体的には、千葉市のほか県北西部の東葛地域にある野田市と流山市、我孫子市、鎌ケ谷市、習志野市と八千代市の6つの市を新たに加えて12市まで拡大する方向で調整しているということです。

これらの地域には、東京都と同様の要請を行うことを検討していて、県は各自治体の意向を確認したうえで、近く対策本部会議を開いて正式決定したい考えです。