女子中学生の死亡 報道受け “いじめ”調査へ 北海道 旭川

北海道旭川市で先月、中学2年の女子生徒が死亡して見つかったことをめぐり、この生徒が以前、上級生などからいじめを受けていたという一部報道を受けて、旭川市は今後、第三者を交えて、いじめがなかったか調査を進めることになりました。

旭川市の中学2年だった女子生徒は、ことし2月、自殺をほのめかして自宅を出たまま行方がわからなくなり、3月に雪の積もった公園で死亡しているのが見つかりました。

警察などによりますと、死因は凍死で、事件に巻き込まれた可能性は低いとみられています。

女子生徒が亡くなったことをめぐって『文春オンライン』は今月、おととし、別の中学校に通っていた当時、上級生などからいじめを受けていたほか、学校が適切に対応しなかったと報じました。

報道を受けて、旭川市教育委員会や学校には抗議の電話などが相次いでいるということで、旭川市の西川将人市長や教育委員会の委員らが22日に会議を開き、今後の対応を協議しました。

会議は非公開で行われましたが、市によりますと、以前、学校が行った調査では、いじめがあったとは確認できなかったことなど、これまでの経緯が報告されたということです。

そのうえで、西川市長は、報道された内容と隔たりがあり事実確認を改めて行う必要があるとして、いじめがなかったか、第三者を交えて調査するよう教育委員会に指示したということです。

会議のあと、西川市長は「いじめが原因という大きな疑念が広がっていて、事実関係をしっかりと把握する必要がある。しっかり調査していきたい」と述べました。

女子生徒の家族「真相究明されることを願う」

今回の旭川市の対応を受けて、女子生徒の家族は代理人の弁護士を通じてコメントを出しました。

この中で、家族は「娘はわずか14年という短い人生に幕を閉じました。生前、勉強したり絵を描いたりすることが大好きな子でした。中学1年生の頃、いじめに悩まされながらも必死で生きてきました。家族としては、旭川市の調査が進み、これまで明らかにされなかった情報が開示され、真相が一刻も早く究明されることを願っております。そして何よりも、いじめのない世の中になることを、せつに願います」とつづっています。