豚の伝染病“豚熱”相次ぐ発生に 対策徹底の必要性確認 農水省

先月以降、豚の伝染病、CSF、豚熱の発生が相次ぐ中、農林水産省で都道府県の担当者の会議が開かれ、ワクチンを接種したブタでも感染が起きているとして、適切な時期の接種や野生動物の侵入防止など、対策を徹底する必要性を確認しました。

会議は農林水産省が開き、都道府県の担当者がオンラインで参加しました。

CSF、豚熱は各地の養豚場で相次いだことを受け、おととしからブタへのワクチン接種を進めてきましたが、去年9月、半年ぶりに群馬県の養豚場で発生して以降、三重県や栃木県など6県の合わせて9か所で発生しています。

このところはワクチンを接種した養豚場で起きていて、農林水産省の担当者は、接種前の子ブタが多く感染していることや、免疫を獲得するのはブタの8割余りで、接種したブタの感染が少なくとも5か所で確認されていることなどを報告しました。

そのうえで、先月からは知事が認定すれば、民間の獣医師もワクチンを打てるようになったとして、適切な時期に接種するよう体制の強化を求めました。

また、ワクチンを過信せず、改めて、出入りする人や車両の消毒や、ウイルスを運ぶイノシシなどの侵入を防ぐ柵の設置など、衛生管理を徹底する必要性を確認していました。

野上農林水産大臣は「家畜業は自分たちで守るという強い覚悟のもと、まん延防止に万全を尽くしていただきたい。必要であれば防疫指針や衛生管理基準の見直しも図ってまいりたい」と話していました。