大阪府 吉村知事 “緊急事態宣言” 今週末からの適用を要請

大阪府の吉村知事は、国に要請している緊急事態宣言について、人が大きく動く週末の人出を抑える必要があるとして、今週末からの適用を求めていることを明らかにしました。

関西では、新型コロナウイルスの感染の急拡大に歯止めがかからないことから、大阪、兵庫、京都の3府県が、国に緊急事態宣言の発出を要請しています。

これについて、大阪府の吉村知事は22日、記者団に対し「宣言の発出を決定したら、すみやかに適用すべきだと国に要請している。特に週末は人が大きく動くので、週末からお願いしたいということで話し合っている。まだ確定には至っていないが、僕としては、できるだけ早くお願いしたい」と述べ、今週末からの適用を求めていることを明らかにしました。

また、吉村知事は、宣言に伴う措置について「人流を大きく抑制することが非常に大事だ。大規模なショッピングモールや百貨店、地下街、テーマパークなどを、いったん大きく止めたいと、国と話をしている。より強い措置が必要だ」と述べ国との調整を急ぐ考えを示しました。

さらに吉村知事は、スポーツイベントについて「中止か延期、もしくは無観客で行うべきだ。人が多く集まることを避けることが基本的な考え方だ」と述べました。