トヨタ「水素エンジン」開発を発表 来月のレースで車に搭載へ

トヨタ自動車は水素を燃焼させて車を動かす「水素エンジン」の開発を進めると発表しました。来月、静岡県で行われるレースに出場する車に搭載することになり、モータースポーツを通じて実用化に向けて技術力を高めたいとしています。

発表によりますとトヨタ自動車は、ガソリンや軽油といった化石燃料ではなく、水素を燃焼させて動力にする「水素エンジン」の開発を進めます。

ガソリンエンジンの仕組みの一部に改良を加える形で、まず、来月下旬に静岡県で行われる24時間耐久レースに出場する車に搭載して性能を確かめるということです。走行時はエンジンオイルがごくわずかに燃える分を除けば、二酸化炭素は排出しないということで、脱炭素に向けた車づくりの一環だとしています。

これまで水素エンジンはほかのメーカーも開発に乗り出していましたが、水素を燃料タンクに入れる際に圧力を加える必要があるなど、取り扱いが難しく、普及には多くの課題がありました。

こうした中、トヨタは水素を使って発電しモーターで走るFCV=燃料電池車をすでに一般向けに販売するなど、水素の活用を積極的に進めています。

今後は、こうした実績をもとにモータースポーツを通じてさらに技術力を高め、将来的には一般の車に広げることも目指すとしています。