イスラエルにミサイル着弾 シリアへ報復空爆 衝突激化も懸念

中東のイスラエルで、敵対するシリアから発射された地対空ミサイルが着弾しました。これを受けて、イスラエルは報復としてシリアへ空爆を行い、衝突のエスカレートも懸念されています。

イスラエル軍によりますと、22日未明、敵対する隣国シリアから地対空ミサイルが発射され、南部のネゲブ砂漠周辺に着弾しました。

このミサイルは、飛行するイスラエル軍の航空機に対して発射されましたが、当たらなかったということです。

現地メディアによりますと、着弾した場所の周辺にあるディモナなどでは、ミサイルの飛来を知らせる警報が鳴る中、住民たちが避難し、けが人はいないということです。

ディモナには、イスラエルの核兵器開発が疑われている核関連施設がありますが、イスラエル軍によりますと、施設は着弾した場所から30キロ離れていて、被害はなかったということです。

これを受けて、イスラエル軍は、報復として、シリアに空爆を行ったと発表した一方、シリアの国営通信は、この空爆で4人の兵士がけがをしたものの、「防空システムがほぼすべてを迎撃した」と伝えています。

イスラエルのメディアによりますと、イスラエル軍はこの数週間、ミサイルやドローンによる攻撃の可能性があるとして警戒していました。

また、今月には、シリアにあるイランの支援を受けているとされる軍事部隊の拠点を、イスラエル軍が空爆していたということで、今回の事態をきっかけに衝突のエスカレートも懸念されています。