秋開催予定の東京モーターショー 中止の方針 コロナ感染拡大で

日本自動車工業会の豊田章男会長は、22日にオンラインで会見し、ことし秋の開催を予定していた東京モーターショーについて、新型コロナウイルスの感染が拡大していることから、中止にする方針を明らかにしました。

国内外の自動車メーカーなどが、最新の車や技術を披露する東京モーターショーは、多いときには来場者が100万人を超える大規模なイベントで、最近は2年に1度、開かれています。

日本自動車工業会は、ことし秋の開催を予定していましたが、豊田章男会長は「オンラインを使った魅力ある企画を検討してきたが、安全、安心な環境でメインプログラムを提供することが難しい」と述べ、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを踏まえ、中止にする方針を明らかにしました。

また、理由について豊田会長は「東京モーターショーは二輪、軽自動車、乗用車、大型車、そして、ほかの産業も含めて、さまざまな会社が関わる。ぜひ『リアル』で見てもらいたい、ということにこだわりたいので、今回、中止という決定をした」と述べました。