また、神奈川県は21日、50人が変異した新型コロナウイルスに感染したことが新たに確認されたと発表しました。このうち男女13人は、同じ施設で感染した利用者と職員だということで、県内では3例目の変異ウイルスのクラスターとなりました。
県によりますと、新たに変異ウイルスへの感染が確認されたのは、県内に住む10歳未満から90代の男女50人です。
いずれも今月、新型コロナウイルスへの感染が確認され、感染者として発表された人たちで、行政や民間のスクリーニング検査や行政のクラスターの調査の中で判明したということです。
8人は、イギリスで見つかった変異ウイルスと確認され、残る42人は検査中ですが、このうち12人はイギリスで見つかった変異ウイルスの疑いがあるということです。
5人は療養期間が終わっているほか、38人は軽症か無症状で、残る7人は調査中だということです。
また、10代から60代の男女13人は、同じ施設の利用者と職員で、県は、詳細を明らかにしていませんが、県内で3例目の変異ウイルスのクラスターとしています。
また、先週16日に県内初の変異ウイルスのクラスターとして発表された施設では、新たに70代と80代の男女5人が変異ウイルスと判明しました。
これで、この施設では26人が変異ウイルスへの感染が確認されたことになります。
さらに20日、県内2例目の変異ウイルスクラスターとして発表された、同じ時期に施設で感染したとみられるグループでも、新たに20代の男性1人が変異ウイルスと判明しました。
これでこのグループでは、24人が変異ウイルスに感染していることが確認されました。
神奈川県内では、変異ウイルスに感染した人が相次いで確認されていて、これで合わせて362人となりました。
神奈川県 新型コロナ 252人感染確認 2回目の宣言解除後で最多
神奈川県内では21日、合わせて252人が新型コロナウイルスに感染したことが新たに確認されたと発表されました。
県内で発表される1日の感染者の数は、先月、2回目の緊急事態宣言が解除されて以降では最も多くなりました。
また、1週間前の水曜日に比べると47人多くなっています。
一方、川崎市に住む80代の女性1人の死亡が発表されました。
NHKのまとめでは、県内で発表された感染者は、これで5万1429人となり、このうち803人が死亡しています。