新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」の修正版を公開 厚労省

新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」をめぐって、一部の端末で通知を自動的に受けられなくなっていた問題で、厚生労働省は21日、アプリの修正版を公開しました。

接触確認アプリ「COCOA」をめぐっては、以前にも不具合が見つかり、ことし2月にアプリの修正が行われましたが、その後もグーグルの基本ソフト「アンドロイド」の一部の端末で、定期的に再起動しなければ通知を自動的に受けられない新たな不具合が見つかっていました。

これを受けて厚生労働省などは21日、アプリの修正版を公開しました。

修正版では、再起動をする必要がなくなり、陽性が確認された人との接触の有無を1日に1度、自動で確認して接触があった場合は、通知されるように修正されているということです。

一方で、厚生労働省によりますと、アンドロイドの端末ではバッテリーの消耗などを抑えるための省電力モードなどに設定されている場合、通知が遅れたり、受け取れなくなったりする可能性があるということです。

これはCOCOAに限らず、ほかのアプリ全般でも起きる可能性があるということで、厚生労働省は修正版へのアップデートに加え、設定を確認するよう呼びかけています。