千葉 船橋市 独自に変異ウイルス感染者数など公表へ

「まん延防止等重点措置」が適用された千葉県船橋市は、市の保健所で行った検査での新型コロナウイルスの変異ウイルスの感染者の数などを市独自で公表していくことになりました。

千葉県内では、先月3日以降、今月20日までに発表された変異ウイルスへの感染者は177人ですが、県は、国の方針に沿って居住する自治体名を公表していません。

船橋市は今月12日から市の保健所で変異ウイルスの検査を始めましたが、21日から毎日、市の保健所で行った最新の検査数と感染者数を発表するほか、週に一度は市の保健所以外で行った検査で感染が確認された市内在住者の数について、市独自で公表していくことになりました。

年代や性別などについては公表しないということです。

船橋市によりますと全国では仙台市や神戸市などでも変異ウイルスの感染者数を公表しているということですが、首都圏の1都3県で変異ウイルスの感染者数を独自に公表している市町村はないということです。

船橋市はまん延防止等重点措置の対象地域となり変異ウイルスの感染拡大が懸念されているとして、松戸徹市長は「変異株は感染力が強いと言われる中、状況を知らせることで、市民の皆さんの一層の注意喚起を図っていきます」とコメントしています。