小池都知事 緊急事態宣言「できるだけ早く」 近く政府に要請へ

東京都の小池知事は、緊急事態宣言を出すよう政府に要請するかどうかについて、20日夜、都庁で記者団に対し、都内の感染状況は厳しいという認識を示したうえで「できるだけ早く行う必要があると考えている」と述べ、近く政府に要請する考えを示しました。

東京都内では、20日の感染確認が火曜日としてはことし1月26日以来、700人を超えたほか、変異ウイルスの確認が1日に発表される人数としては初めて100人を超えて115人となりました。

こうしたなか、小池知事は、都庁で記者団に対し「きょうも700人を超える陽性者になった。若い人だけでなく年代も広がりを見せている」と述べ、都内の感染状況は厳しいという認識を示しました。

そのうえで、緊急事態宣言を出すよう政府に要請するかどうかについて、「緊急事態宣言という対策案については、国との協議にできるだけ早く入るよう副知事にも指示を行った。この状況をみると、できるだけ早く行う必要がある」と述べ、近く政府に要請する考えを示しました。