警視庁と2信金が連携し詐欺被害防止へ ATMでの水際対策強化

医療費などの還付が受けられるとうそを言ってATMを操作させ、現金をだまし取る「還付金詐欺」の被害が急増していることを受けて、警視庁は都内の2つの信用金庫と連携してATMでの水際対策を強化することになりました。

警視庁と連携して対策にあたるのは、いずれも都内に本店がある多摩信用金庫と城南信用金庫です。

20日は警視庁で式典が行われ、2つの信用金庫の幹部が「特殊詐欺被害からお客様の大切な資産を守るため、運動に取り組みます」という共同宣言を読み上げました。

警視庁によりますと、都内ではことしに入って「還付金詐欺」の被害が急増し、先月末までに229件、被害額はおよそ2億9000万円に上っています。

還付の手続きの名目で被害者をATMに誘導し、実際には携帯電話で指示して振り込みの操作をさせるのが特徴で、最近では新型コロナウイルスの給付金などを装う手口も増えているということです。

2つの信用金庫では今後、ATMコーナーに携帯電話を利用しないよう呼びかけるポスターを掲示するほか、携帯電話で話しながらATMを操作する利用者への声かけを徹底することにしています。

警視庁の緒方禎己副総監は「この取り組みが都内全域に広がり、詐欺被害の減少につながることを期待したい」と話していました。