パラ聖火 津久井やまゆり園で採火 相模原市長「変更含め判断」

相模原市が、5年前に19人が殺害される事件が起きた知的障害者施設で、東京パラリンピックの聖火を採火する方針を示したことに対し、遺族らが中止を要請しています。これを受けて本村賢太郎市長は20日「場所の変更も含めて総合的に判断したい」と述べました。

東京パラリンピックの聖火について相模原市は、共生社会を実現する決意を示したいとして、5年前の事件で、19人が殺害され26人が重軽傷を負った知的障害者施設「津久井やまゆり園」で採火する方針を先月明らかにしました。

これに対し、一部の犠牲者の遺族や被害者の家族は「違和感がある」などとして中止するよう市に要請しています。

これを受けて本村賢太郎市長は20日の会見で「ご遺族や家族の皆様に事前に説明しないまま公表したことをおわびします。皆様に寄り添えていなかったことを反省しなければならない」と陳謝しました。

そして、遺族や被害者の家族などに意見を聴く手紙を送ったことを明らかにしたうえで「事件を風化させてはならないという決意で、やまゆり園で採火することを私が発案したが、共感してもらうことができなければ、実施できないと考えている」と述べました。

そのうえで「いただいた意見を真摯(しんし)に受け止め、場所の変更も含めて総合的に判断したい」と述べ、早ければ今月中にも結論を出したいという考えを示しました。