東京都 新型コロナ 711人感染確認 前週火曜より201人増

東京都内では20日、新たに711人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。1週間前の火曜日からは201人増えて増加傾向が続いています。まん延防止等重点措置の適用後に会食などで感染したケースも見られ、都は対策の徹底を強く呼びかけています。

東京都は、都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて711人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

火曜日に700人を超えるのは、およそ3か月前の1月26日以来です。

また、1週間前の火曜日からは201人増え、前の週の同じ曜日を上回るのは20日連続です。

20日までの7日間平均は629.3人で、前の週の127.9%となり、増加傾向が続いています。

都の担当者は、「火曜日の人数で言えば、第3波でピークを迎えたことし1月の水準に近づいてきている。重点措置の適用後に会食や知人宅などで感染したケースも見られているので、改めて危機意識をもって感染防止対策の徹底をお願いしたい」と話しています。

20日の711人の年代別は、
▼10歳未満が16人、
▼10代が45人、
▼20代が175人、
▼30代が148人、
▼40代が127人、
▼50代が67人、
▼60代が44人、
▼70代が42人、
▼80代が33人、
▼90代が14人です。

711人のうちおよそ58%にあたる412人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

またイギリスとドイツに渡航歴がある人がそれぞれ1人いました。一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が144人と最も多く、次いで「施設内」が68人、「職場内」が37人、「会食」が17人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは13万1199人になりました。入院している人は、19日より39人増えて1571人で、「現在確保している病床に占める割合」は31.1%です。

都の基準で集計した重症の患者は、19日より3人増えて50人で、重症患者用の病床の15.1%を使用しています。重症患者が50人以上となるのは3月7日以来です。

また、都は、感染が確認された40代と、70代から90代までの男女あわせて5人が死亡したことを明らかにしました。これで都内で死亡した人はあわせて1852人になりました。