地下駐車場4人死亡 作業で熱や煙の感知器取り外す

東京・新宿区のマンションの地下駐車場で消火設備から二酸化炭素が放出され、作業員4人が死亡した事故で、天井には熱や煙の感知器が12個あり、このうちの複数が作業のためいったん取り外されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。警視庁は20日、業務上過失致死傷の疑いで関係先を捜索し、安全管理に問題がなかったか調べることにしています。

捜索を受けたのは、作業を請け負った東京 豊島区にある建設会社「株木建設」など2か所です。

4月15日、新宿区にあるマンションの地下駐車場で消火設備から二酸化炭素が放出され、天井の張り替えを行っていた作業員の男性6人のうち4人が死亡したほか、1人が意識不明の重体となっています。

警視庁によりますと、地下駐車場の天井には熱や煙の感知器があわせて12個設置されているということですが、当時、このうちの複数が作業のためいったん取り外されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。

天井を張り替えるためには必要な工程で、作業中は配線がつながったまま、天井からつり下げられた状態になっていたということです。

現場からは当時、通常の空気中の濃度のおよそ500倍にあたる二酸化炭素が検出されていて、警視庁は作業の過程で消火設備が誤作動したとみて、安全管理に問題がなかったか調べることにしています。

建設会社のコメント

捜索を受けた建設会社はNHKの取材に対し「捜索が入ったばかりなので詳しいことはお伝えできませんが、捜査には全面的に協力してまいります」とコメントしています。