沖縄 水中でも暮らせる大型の新種の「ムカデ」発見 国内で初

沖縄の森の中で、陸だけでなく水の中でも暮らすことのできる、大型の新種のムカデが見つかり、リュウジンオオムカデと名付けられました。
水中で暮らすことのできるムカデが見つかったのは、日本では初めてです。

新種のムカデは、東京都立大学や法政大学などの研究チームが見つけたもので、体長は20センチほどと大型で足は、21対あり、沖縄に伝わる、ムカデが、海を荒れさせる龍神を追い払ったという故事にちなんで、「リュウジンオオムカデ」と名付けられました。

沖縄本島北部や西表島、それに台湾などの森に暮らす大型のムカデ「オオムカデ」について、水でも暮らすものがいるとの情報を得て調査を行い、見た目は、これまでに見つかっているオオムカデとよく似ているものの遺伝子解析の結果、新種と分かったと言うことです。

オオムカデは、陸上で昆虫などを食べて暮らしていますが、今回見つかったリュウジンオオムカデは、水中で10センチほどあるテナガエビの仲間を食べているのが確認されていて、陸上の天敵を避けるほか、生息域を広げるために、水中でも暮らせるように適応した可能性があるということです。

水中でも暮らせるオオムカデは、2016年以降、東南アジアで2種見つかっていますが、日本では初めての発見で、法政大学の島野智之教授は、「これだけ大きなムカデの新種が見つかることは、沖縄の生物多様性の懐の深さを示すもので、調査と保全を進めていきたい」と話しています。