建設現場のアスベスト集団訴訟 最高裁 来月17日に初の判決へ

建設現場の元作業員らがアスベストによる健康被害を訴えている集団訴訟について、最高裁判所は来月に判決を言い渡すことを決めました。最高裁が判決を言い渡すのは初めてで、統一的な判断を示すものとみられます。

建設現場で働いた元作業員らが建材のアスベストを吸い込んで肺がんなどの病気になったとして、国と建材メーカーに賠償を求めた集団訴訟は、平成20年から全国の裁判所で相次いで起こされ、一部の裁判が最高裁判所で審理されています。

最高裁では、去年12月に国の上告に対して退ける決定をし、国の賠償責任を認めた判断が初めて確定したほか、メーカーの賠償責任を認めた判断も一部、確定しています。

一方で最高裁は、一部の元作業員の訴えについては双方の上告を受理して、元作業員側と国、それにメーカーの意見を聞く弁論を去年10月から順次、開いていましたが、4件の集団訴訟について来月17日に判決を言い渡すことを決めました。

全国で1100人を超える原告が訴えた一連の集団訴訟で最高裁が判決を言い渡すのは初めてで、国の賠償責任などについて統一的な判断を示すものとみられます。