サッカーJ1柏 選手5人 新型コロナ感染確認 クラスター発生

千葉県柏市は、サッカーJ1の柏レイソルでこれまでに選手5人の新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表しました。

柏市と柏レイソルによりますと、今月13日から19日にかけて、柏市と流山市に住む20代と30代の選手5人の新型コロナウイルスへの感染が確認され、市は集団感染＝クラスターが発生したと発表しました。

5人は無症状か軽症でした。

感染経路は分かっておらず、残りの選手とスタッフ合わせて61人は検査の結果陰性だったということです。

柏レイソルでは去年11月に集団感染が発生し、更衣室などの施設を同時に使う人数を制限したりマスクの着用や消毒を徹底したりする感染対策を強化していて、今回の市の保健所の調査でも特に問題点はなかったということです。

市の保健所は「今後、感染が広がる可能性は低い」としていて、チームは活動休止などの対応は取らないことにしています。

Jリーグでは、公式戦の1週間以内に行われたPCR検査で陽性者が出た場合などに、試合当日に会場で抗原検査を実施することを決め、20日から運用を始めています。

レイソルによりますと、19日に行ったPCR検査の結果、選手1人が陽性と判定されたということで、21日に予定されているJリーグカップの湘南ベルマーレとの試合前に、会場の三協フロンテア柏スタジアムで選手やスタッフの抗原検査を実施することになりました。

検査は試合開始の3時間前に行われ、陰性と判定された選手がエントリーすることができ、登録メンバーが13人に満たなかった場合、試合は中止となります。

レイソルでは、今月13日のPCR検査でも選手4人が陽性と判定されていて、柏市の保健所から集団感染＝クラスターが発生したと認定されましたが、チーム活動は継続可能だと判断されているということです。