NBA ラプターズが渡邊雄太と本契約を発表 日本選手で3人目

NBA=アメリカプロバスケットボールのラプターズは19日、渡邊雄太選手と本契約を結んだと発表しました。日本選手がNBAのチームと本契約を結ぶのは、田臥勇太選手、八村塁選手に続いて3人目です。

NBAのラプターズは19日、チームのホームページで渡邊選手と本契約を結んだことを発表し、渡邊選手が契約書にサインする様子の写真を掲載しました。

NBA3シーズン目の渡邊選手は、これまでチームとNBAで一定期間プレーできるツーウエー契約を結んでいましたが、初めて制限のない本契約に昇格する形になりました。

渡邊選手はラプターズに移籍した今シーズン、ここまで58試合中39試合に出場して1試合平均で13.4分プレーし、4得点、3.3リバウンドをマークしています。

渡邊選手は、これまで献身的なディフェンスが一定の評価を得てきた一方で、得点力に課題があると指摘されてきましたが、今シーズンは今月16日のマジック戦で自己最多の21得点をあげるなど、ここ3試合連続でふた桁得点をマークしていて、シーズンを通してオフェンス面での成長をアピールしたことで念願の本契約につなげました。

日本選手がNBAのチームと本契約を結ぶのは、2004年にサンズと契約した田臥勇太選手、ウィザーズの八村塁選手に続いて3人目です。

渡邊選手は自身のツイッターで「努力し続けてきたかいがありました!さらに上を目指してもっと頑張ります!」とコメントしています。

ラプターズの次の試合は21日のネッツ戦で、本契約を勝ち取った渡邊選手のプレーに注目が集まりそうです。

渡邊雄太選手とは

渡邊雄太選手は香川県三木町出身の26歳。

2メートル6センチの長身ながら、スピードのあるドリブルやシュート力を武器に複数のポジションをこなせるのが持ち味で、献身的なディフェンス力も高く評価されています。

渡邊選手は、高校生で初めて日本代表候補に選ばれるなど早くから将来を期待され、高校卒業後にアメリカに留学してNCAA=全米大学体育協会1部のジョージ・ワシントン大学で主力選手としてプレーしました。

大学卒業後の2018年には、NBAのグリズリーズとツーウエー契約を結んで日本選手2人目のNBAプレーヤーとして2シーズンプレーし、今シーズンは開幕前にラプターズのキャンプに参加したあと、ラプターズとツーウエー契約を結んでNBAで3シーズン目を迎えていました。

本契約とツーウエー契約の違い

NBAの各チームは、最大で15人の選手と本契約を結ぶことができますが、これに加え、若手選手を対象にしたツーウエー契約を各チーム最大2人まで結ぶことが可能です。

ツーウエー契約を結んだ選手は、主に下部リーグのチームでプレーしながら、メンバーの不調やけがなどで、新たなメンバーを招集する必要が生じた時に昇格して一定期間、NBAでプレーすることができます。

ただ、NBAでプレーできる期間については制限があり、通常は最大45日間、今シーズンは新型コロナの影響で最大50試合までに緩和されて開幕しました。

年俸も今シーズンのツーウエー契約ではおよそ45万ドル、日本円で4800万円余りと定められていますが、本契約ではNBAで3年目となる渡邊選手の最低年俸はおよそ162万ドル、日本円で1億7500万円余りと決められています。

ラプターズは、渡邊選手の年俸や契約年数など契約の詳細は明らかにしていません。