文書ファイル「PDF」開発に貢献 チャールズ・ゲシキ博士 死去

世界で広く使用されている文書ファイル「PDF」。
その開発に大きく貢献したアメリカのIT大手アドビの共同創業者チャールズ・ゲシキ博士が、今月16日、亡くなりました。81歳でした。

チャールズ・ゲシキ博士は、1982年にアメリカの情報機器メーカーに勤めていた同僚とともにアドビを創業しました。

そして、かつてはプリンターの機種が違うと印刷する文書の仕上がりが異なることもあったのを、機種に関係なく同じように印刷できるようにした「ポストスクリプト技術」を開発し、デジタルの印刷分野において革命をもたらしたと言われてます。

さらに、世界中の官公庁や企業などで使用されている文書ファイル「PDF」の開発に大きく貢献し、2009年には、印刷物やウェブなどの媒体を通じて人々の情報のやり取りに変革をもたらしたとして、当時のオバマ大統領から表彰されました。

「PDF」以外にも、アドビは誰でも簡単にデザインができるソフトウエアなどを開発し、世界的な企業となっています。

アドビのシャンタヌ・ナラヤンCEOは、「ゲシキ博士は人々の創作活動やコミュニケーションの方法に革命をもたらした。長年、指導者でありヒーローであった彼が亡くなったことはテクノロジー業界にとって大きな損失だ」として、ゲシキ博士の功績をたたえました。