陸上 福士加代子 日本選手権を前に意欲「チャンスはある」

陸上女子長距離の39歳、福士加代子選手が10000メートルの東京オリンピックの代表選考を兼ねた来月の日本選手権を前に取材に応じ「チャンスはあると思っている」と意欲を示しました。

福士選手はオリンピックに4大会連続で出場している日本の長距離を代表する選手で、アテネ、北京、ロンドンの各大会では10000メートルなどのトラック種目に、前回のリオデジャネイロ大会ではマラソンに出場しました。

東京大会に向けてはマラソンでの出場を逃し、トラック種目に切り替えて、来月3日に静岡県で開かれる10000メートルの代表選考を兼ねた日本選手権に出場します。

レースまで2週間となった19日は、京都市内の競技場でスピードと持久力をともに高める強度の高いトレーニングを行いました。

10000メートルで日本歴代3位の記録を持つ福士選手は時折、ほかの選手について行けず、悔しさをあらわにする場面もありましたが、目標とする5大会連続のオリンピックに向けて自然体で臨む考えを強調しました。

福士選手は練習後、10000メートルでの再挑戦を決めた時について「チャンスがあるのにやらないのはもったいない。まだ体は動くし、“走るのはおもしろいな”と思っている。しんどいことも全部含めて、走ることが好きなのかなと思う」と話しました。

そのうえで、ふだんどおりの独特の言い回しで「いちばんは勝つレースをしたいが、勝てるかは分からない。ただ、もしかしたら“ワンチャンス”あるかなと思っている」と、トレードマークの笑顔は忘れず話していました。

10000メートルのオリンピック代表は去年の日本選手権で男女1人ずつが内定していて、残る2枠を懸けた来月のレースでは、参加標準記録を満たして上位2人に入れば、その場で内定します。

安藤友香「自分を信じ、自信を持って走りたい

女子10000メートルの代表選考を兼ねた日本選手権には、福士選手の所属先の後輩で27歳の安藤友香選手も出場します。

安藤選手は、女子マラソンで日本歴代5位の記録を持つ実力者で、東京オリンピックに向けてはマラソンでの代表入りを逃し、10000メートルでの出場を目指しています。

レースまで2週間となった19日のトレーニングでは、両腕を低い位置に下げて走る独特のフォームで、スピードに乗った走りを見せていました。

練習のあと、NHKの取材に応じた安藤選手は「自分がやるべきことや、自分を信じて自信を持って走りたい。最後は後悔なくやってきたことを出し切って終われれば、きっと結果もついてくると思う」と、初めてのオリンピック代表へ意気込みを示しました。