滋賀県知事 大阪医療ひっ迫で看護師派遣や病院で患者受け入れ

大阪府で医療体制がひっ迫し、吉村知事が患者の受け入れや看護師の派遣を求めたことを受けて、滋賀県の三日月知事は「滋賀県も厳しい状況だが、広域的な連携協力で乗り切るべきだ」として、看護師2人の派遣と、病院1か所での患者の受け入れを決めたと明らかにしました。

大阪府では新たな感染者が1000人を超える日も続き、吉村知事は、滋賀県に患者の受け入れや看護師の派遣の支援などを求めています。

これについて三日月知事は19日夕方、県庁で会見を開き「滋賀県も厳しい状況だが、広域的な連携協力で乗り切るべきだ」として、滋賀県から看護師2人を派遣するとともに、重症患者についても県内の病院1か所で受け入れることを決めたと明らかにしました。

患者の搬送は大阪府が対応し、人数は受け入れる病院の状況に合わせて今後決めるということです。

三日月知事は「滋賀県でも確保病床の占有率は50%を超えている状況だが、県内の対応と大阪への支援を両立して乗り切りたい。より厳しいところを助けたい」と述べました。

そのうえで、今後の県内の感染拡大状況に応じて、支援の内容を変更する可能性があることも合わせて明らかにしました。