大阪市と神戸市 高齢者へのワクチン接種券を発送

大阪市は、来月下旬から開始する予定の、自宅などで暮らす高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種に向けて、接種券の発送を始めました。
また神戸市は、来月10日から開始する予定の高齢者向けの接種に向けて、接種券の発送を始めました。

大阪市では

大阪市では、先週から始まった施設に入所する高齢者へのワクチン接種に続いて、来月下旬からは自宅などで暮らす高齢者への接種も開始する方針で、19日から接種券の発送を始めました。

発送される封筒には接種券のほか、ワクチンの説明書や基礎疾患の有無などを記入する予診票などが入っています。

市では、最初に82歳以上の高齢者およそ17万人に宛てて接種券を発送したあと、82歳未満の人に順次発送することにしていて、来月中ごろまでに64歳以上のすべての高齢者への配布を終えたいとしています。

また、市民からの問い合わせに確実に応じるため、窓口のコールセンターの体制を21日から、現在の50人から300人に強化することにしています。

神戸市では

神戸市は、高齢者へのワクチン接種について、来月10日から13会場で集団接種を、来月17日から734の診療所や病院で個別接種を、順次始めることにしています。

接種の予約が集中することを避けるために、接種券は年齢別に発送することにしています。

19日はこのうち75歳以上のおよそ24万人分について、接種券が入った封筒が神戸中央郵便局に到着しました。

郵便局によりますと、封筒は19日に配達を受け持つ13の郵便局に運ばれ、20日から順次、高齢者の住まいなどに届く予定だということです。

神戸市では、接種の予約の受け付けを20日の午前8時30分から専用のウェブサイトやコールセンターで始めます。

また、65歳以上75歳未満のおよそ19万人分の接種券については、来月17日から発送を始めることにしています。

神戸市ワクチン接種対策室の幸福新祐担当係長は「ワクチンの量は確保しているので、慌てずに予約をしてほしい」と話していました。