イスラエル 屋外でのマスク着用義務 1年ぶり解除 感染者減で

中東のイスラエルでは、新型コロナウイルスのワクチン接種が進み感染者が減っていることを受け、屋外でのマスクの着用義務が1年ぶりに解除され、町なかではマスクを着けない市民の姿が多く見られました。

イスラエルでは、これまでに国民の53%にあたる497万人が新型コロナワクチンの2回の接種を終え、ことし1月には1万人を超えていた1日の新規感染者数は、100人を下回る日もあります。

感染対策として、イスラエル政府は去年4月から屋外でマスクの着用を義務づけ、違反者には罰金を科していましたが、専門家の助言も踏まえ、この規制を18日から解除しました。

これを受けてエルサレムの町なかではマスクを着けずに歩いたり、話したりする市民の姿が多く見られました。

このうち20代の男性は「専門家の助言を踏まえた規制解除なので、安心しています」と話し、70代の男性も「ワクチンを接種したので、マスクを着けなくても不安はありません」と話していました。

一方、屋内でのマスクの着用は引き続き義務づけられているため、保健省はマスクを携帯するよう呼びかけていて、公共交通機関や商店の利用者はマスクを着けていました。