ワクチン追加供給を 訪米中の菅首相が電話でファイザーに要請

ワシントンを訪れている菅総理大臣は、アメリカの製薬大手、ファイザーのブーラCEOと電話で会談し、新型コロナウイルスのワクチンについて、ことし9月までに国内のすべての接種対象者に必要な数量を確保したいとして、追加の供給を要請しました。

アメリカの首都・ワシントンを訪れている菅総理大臣は、バイデン大統領との日米首脳会談を行ったあと、日本時間の午後9時半からおよそ10分間、アメリカの製薬大手、ファイザーのブーラCEOと電話で会談しました。

この中で、菅総理大臣は、日本へのワクチン供給を含めた新型コロナウイルス対策についてファイザーの貢献に謝意を伝えました。

そのうえで、引き続きワクチンを安定的に供給するとともに、ことし9月までに国内のすべての接種対象者に必要な数量を確保したいとして、追加の供給を要請しました。

ブーラCEO 日本への確実かつ迅速な供給の考え示す

これに対し、ブーラCEOは、新型コロナウイルス対策でのリーダーシップと、国際保健分野での日本の貢献に謝意を伝えました。

そして、日本へのワクチンの確実かつ迅速な供給と、追加の供給に向けた協議を迅速に進めることを含め、新型コロナウイルスの克服に向けて、緊密に連携していく考えを示しました。