フィギュア国別対抗戦 女子シングル 坂本花織は2位 日本は3位

大阪市で開かれているフィギュアスケートの世界国別対抗戦は3日目、女子シングルのフリーで坂本花織選手が、自己ベストを更新する演技で2位に入りました。大会は、17日ですべての競技が終わり日本の最終順位は3位でした。

今シーズンを締めくくる世界国別対抗戦は日本やロシアなど6つの国で争う団体戦で男女のシングルとペア、アイスダンスの4つの種目の合計で順位を競います。

大会は、3日目の17日が競技の最終日で、女子シングルのフリーとペアのフリーが行われました。

このうち、女子シングルのフリーでは、坂本選手が冒頭のダブルアクセルと続く3回転の連続ジャンプを決めて勢いに乗りその後、小さなミスがあったものの後半の3連続ジャンプもきれいに決めるなど安定した演技を見せました。

坂本選手は、先月の世界選手権で優勝したロシアのアンナ・シェルバコワ選手には及ばなかったものの、自己ベストを更新する150.29を出して2位でした。

一方、大会前の練習で腰を痛め、棄権も考えたという紀平梨花選手はジャンプで転倒するなど本来の力を発揮できず、132.39にとどまり5位でした。

また、ペアのフリーでは三浦璃来選手と木原龍一選手のペアが16日のショートプログラムに続いて自己ベストを更新する130.83をマークし、3位でした。

この結果、ロシアが優勝、アメリカが2位となり、日本は3位でした。

大会最終日の18日は、エキシビションが行われ、羽生結弦選手などが出場する予定です。

坂本「今シーズン頑張ってきた土台が認められた」

坂本花織選手は自己ベストを更新して2位に入ったフリーの演技について「疲労がたまっていてきつかったけれど、最後に笑顔で終わりたいと思って本能のままにやった。なんとか持ちこたえられてよかった」と振り返りました。

そのうえで、「ステップで最高レベルをとれなかったり、細かいミスがあったりしても150点台に乗せられたことは今シーズン頑張ってきた土台が認められたと感じるし、すごく自信にもなった」と笑顔で話しました。

さらに、北京オリンピックが開かれる来シーズンに向けてはトリプルアクセルや4回転のジャンプなど難度の高い技にも挑戦するということで「今シーズンは大技なしでもこれだけ点数が出るとわかった。来シーズン4回転を入れたらどれだけ上がるのかなとわくわくする。オリンピックシーズンなので攻めて攻めて攻めまくりたいと思う」と意気込んでいました。

紀平「ショートのあと 歩けないくらい震えるような痛み」

紀平梨花選手は本来の力を発揮できず5位となったフリーの演技について「自分自身に『お疲れさま』とは思うけれど、やるからにはすべてのジャンプを決めたかった」と悔しさをにじませながら振り返りました。

また、大会前の練習で痛めた腰については、「ショートプログラムのあと15分から20分くらい歩けないくらい震えるような痛みを感じた。棄権も考えたが、なんとか滑りきることはできてよかった」と話しました。

そのうえで「まずけがをしないということがすごく大事だと思ったし、試合直前に休むとか、疲れをとることが大事だと多くを学んだ大会になった」と話していました。

羽生 4回転アクセルの練習繰り返すも 成功はせず

フィギュアスケートの羽生結弦選手が世界国別対抗戦が行われている大阪市の会場で習得中の4回転半のジャンプ、4回転アクセルの練習を行いました。

この大会の男子シングルでショートプログラム、フリーともに2位だった羽生選手は、17日、会場でエキシビションに向けた練習を行いました。

この中で羽生選手は来シーズンに向けて演技に取り入れることを目指している4回転アクセルに挑みました。

繰り返し挑戦しましたが、成功はせず、羽生選手は悔しそうな表情を見せていましたが、すでに入場していた観客からは大きな拍手がおくられていました。

4回転アクセルは、世界で誰も成功しておらず、羽生選手は18日の演技後、「知識や経験を結集させて来シーズン、4回転半がそろった完成された演技を目指して頑張っていきたい」と意欲を見せていました。