東京都 新型コロナ 759人感染 20~30代で半分超“会食避けて”

東京都内では17日、新たに759人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、先月、2回目の緊急事態宣言が解除されて以降では、最も多くなりました。
都の担当者は「感染確認の増加ペースが速まっている。このままだと感染がさらに急拡大する可能性が否定できない」としています。

東京都は、17日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて759人が新型コロナウイルスに感染していること確認したと発表しました。

先月、2回目の緊急事態宣言が解除されて以降では最も多く、1週間前の土曜日と比べると189人増えました。

前の週の同じ曜日を上回るのは17日で17日連続です。

さらに、17日までの7日間平均は569.0人で、前の週の124.1%となりました。

都の担当者は「感染拡大が続いていて、今週に入って感染確認の増加ペースが速まっている。このままだと感染がさらに急拡大する可能性が否定できない。買い物も最低限にするなど外出は控えて、会食や飲み会も避けてほしい」話しています。

17日の759人の年代別は、
10歳未満が20人、
10代が53人、
20代が239人、
30代が156人、
40代が112人、
50代が78人、
60代が41人、
70代が30人、
80代が20人、
90代が10人です。

20代と30代を合わせると395人で、全体の半分を超えています。

17日の759人のうち、およそ59%にあたる447人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
「家庭内」が151人と最も多く、次いで
「施設内」が53人、
「職場内」が39人、
「会食」が26人などとなっています。

このうち、「会食」では、10代の大学生が大学生20人くらいの会食に参加して感染したケースや、30代の男性が7人で会食して感染したケースが報告されています。

これで都内で感染が確認されたのは、12万9540人になりました。

17日時点で入院している人は、16日より24人増えて1457人で、「現在確保している病床に占める割合」は28.9%です。

都の基準で集計した17日時点の重症の患者は、16日より2人増えて45人で、重症患者用の病床の13.6%を使用しています。

また、都は、感染が確認された60代から90代の男女合わせて10人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は合わせて1846人になりました。