愛知県 名古屋市内の全飲食店に午後8時までの時短要請決定

愛知県は来週20日から県内に「まん延防止等重点措置」が適用されるのを前に、名古屋市内のすべての飲食店に、営業時間を午後8時までとするよう要請することを決めました。

愛知県は政府が来週20日から来月11日まで、県内に「まん延防止等重点措置」を適用することを決めたのを受け、17日午前、県の対策本部会議を開きました。

この中で大村知事は、「感染拡大が続く中、入院患者の増加が危惧される。予防的な観点からも、なんとかここで感染を抑えて、大型連休明けに本格化する高齢者へのワクチン接種につなげていきたい」と述べました。

そして会議では、名古屋市を重点措置の対象地域としたうえで、市内のすべての飲食店に対し、営業時間を午後8時までとするよう要請することを正式に決めました。

名古屋市以外の県内の飲食店にも営業時間を午後9時までとするよう要請します。

会議に出席した国立病院機構名古屋医療センターの長谷川好規院長は、「大阪、兵庫は重点措置の適用を受けても感染拡大が続いている。愛知も早めに抑えないと同じ状況が起きる」と指摘しました。

さらに愛知県医師会の柵木充明 会長は、「病床に余裕がある今のうちに最大限の措置をとって抑え込むことが必要で、緊急事態宣言を要請すべきだったと思う」と述べました。