【詳報】日米首脳会談共同会見 バイデン大統領発言

日米首脳会談のあと開かれた共同記者会見でのバイデン大統領の発言のポイントです。

対面の意義を強調

「われわれにとってホワイトハウスで初めての、対面での会談となった。ヨシ、はるばるワシントンまで来てくれてありがとう。すでにオンライン上ではG7などで複数回、顔を合わせているが、こうして直接会う機会が得られたことに感謝する。対面での会談に代わるものはなく、会談に向けた両国の取り組みはわれわれが日本とアメリカの連携をいかに重視しているかを示している」

中国、北朝鮮問題で協力

「とても生産的な議論を行った。菅総理大臣と私は日米同盟とお互いの安全保障への揺るぎない支持を確認した。中国からの挑戦に向き合うため協力していく」
「われわれは自由で開かれたインド太平洋を守るため、中国からの挑戦、東シナ海や南シナ海、それに北朝鮮といった問題にともに取り組むことを約束した」

共通の価値観を守る

「日本とアメリカは地域の2つの強力な民主主義国家だ。われわれは人権や、法による統治といった共通の価値観を守り、発展させていくことを約束する」。

新型コロナ収束が最優先

「われわれの最優先課題は、新型コロナウイルスの感染拡大を収束させ、インド太平洋地域を支援することだ。われわれは世界的なワクチン接種への支援を強化することで一致した。次のパンデミックに備え、新たなパートナーシップを構築する」

5G・半導体供給網で協力

「両国はイノベーションに多大な投資をしている。これには、競争力の維持と強化につながる技術を守るための投資も含まれる。こうした技術は専制主義ではなく、民主主義の規範によって管理されている。私たちは安全で信頼できる5Gネットワークの推進、半導体や人工知能など、さまざまな分野のサプライチェーンの強化や共同研究で協力していく」

気候変動に対し積極的行動

「両国は気候変動の脅威に向き合うために積極的な行動をとる決意がある。日米両国は2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを約束する。そのためにわれわれは、2030年までの目標を設定し、それを達成する必要がある。クリーンエネルギーの技術を発展させるために協力し、インド太平洋地域、特に発展途上国が再生可能エネルギーを開発し、脱炭素化に向かえるよう支援していく」

両国の交流を促進

「菅総理大臣と私は両国の政府だけでなく、国民どうしの協力関係を重視している。私は副大統領だったとき、東日本大震災の発生直後に被災地を訪れた。今後も、犠牲になった人たちを悼むとともに、復興に向けた日米両国の国民の協力に敬意を表していく。われわれは両国の人と人とのつながりを強化するため『マンスフィールド・フェローシップ・プログラム』という、政府間の研修事業を再開させることで合意した。駐日大使を務めたマンスフィールド氏は、かつて連邦議会で私を説明し尽くせないほど支えてくれた。その功績が両国の緊密で永続的な協力関係の一部として、今後もたたえられることを誇りに思う」

ゴルフ松山選手を祝福

「日本から来た若者がなんとマスターズで優勝し、グリーンジャケットを手にした。松山英樹選手はマスターズ・トーナメントでグリーンジャケットを手にした最初の日本選手だ。その偉業を祝福したい」

銃規制を強く支持

「議会はこの問題に取り組まなければならない。私は銃規制を強く支持しているし、今後も支持し続ける。野党・共和党には、下院で可決された銃規制の法案の審議に応じるよう強く求める。アメリカでは銃撃事件が毎日起きている。国家の恥だ。終わりにしなければならない」

核合意めぐるイランとの話し合いは

「イランがウランの濃縮度を60%に引き上げたとしていることを支持しないし、役に立つとは全く考えていない。核合意に反している。それでも、イランが今後の進め方について、われわれと話し合う姿勢を見せ続けていることは喜ばしい。アメリカは核合意から離脱するべきではなかったが、復帰に向けては望まない譲歩をしないことが重要だ。話し合いは続いていて、結果がどうなるか判断するのはまだ早いと思う」