モルガン・スタンレーも980億円余りの損失 米投資会社関連か

アメリカの投資会社との取り引きをめぐって、日本やヨーロッパの大手金融機関が相次いで巨額の損失のおそれがあると発表している問題で、新たにアメリカの大手モルガン・スタンレーでも日本円で1000億円近い損失が出たことがわかりました。

これはモルガン・スタンレーが16日に発表した第1四半期の決算の中で明らかにしました。

損失額は9億1100万ドル、日本円で980億円余りで、会社は「単一の顧客との取り引きで生じた」としていてアメリカの投資会社「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」関連だと見られています。

「アルケゴス」は運用の悪化で求められた追加の証拠金の支払いに応じられなかったため、クレディ・スイスや日本の野村ホールディングスなどが巨額の損失を被るおそれがあると相次いで発表していました。

この問題でアメリカの金融機関が損失を公表するのは初めてですが、同じようにアルケゴスと取り引きのあったゴールドマン・サックスは「損失は回避した」としています。

また、第1四半期の決算全体では、好調な株式市場などを背景にモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスともに過去最高益を記録しています。