大型連休向け感染拡大防止策公表 “帰省や旅行は慎重に検討”

政府は、大型連休に向けた新型コロナウイルスの感染拡大防止策をまとめ、首都圏や関西圏など、感染が拡大している地域では、日中も含めて不要不急の外出や移動を避けるほか、それ以外の地域でも帰省や旅行は慎重に検討するよう呼びかけています。

政府は、大型連休に向けた新型コロナウイルスの感染拡大防止策をまとめ、公表しました。

それによりますと、首都圏や関西圏、宮城、愛知、沖縄など、感染が拡大している地域では、日中も含め不要不急の外出や移動は避け、近場の外出でも「3密」を避けるよう求めています。

そして、こうした地域との往来は延期や自粛をし、帰省もオンラインで行うよう呼びかけています。

また、感染が拡大している地域以外でも帰省や旅行、不特定多数の人が集まるイベントなどへの参加は慎重に検討し、どうしても帰省する必要がある場合は、高齢者への感染につながらないよう注意を求めています。

一方、飲食店などに対しては、業種ごとに定めた感染防止のガイドラインの徹底を求め、大型連休中に大勢の客が集まることが予想される店舗などを自治体が優先的に見回り、対策を強化するとしています。

また、イベントや祭りなどについては、◇感染拡大地域では、感染対策が徹底されない場合の自粛や、規模の縮小、延期などを要請し、◇それ以外の地域でも、参加人数の制限を守り、入場整理を強化するなどして密集を回避するよう求めています。

さらに、商業施設については、◇感染拡大地域では、催し物やバーゲンセールなどは延期や自粛を要請し、◇それ以外の地域でも、人数制限などの感染防止策を徹底するよう求めています。