日本航空 2050年に実質ゼロへ 脱炭素への行動計画まとめる

航空大手の日本航空は、2050年に二酸化炭素の排出を実質ゼロにする目標に向けた行動計画をまとめました。石油以外の原料からつくられたジェット燃料の使用を段階的に増やすほか、2035年以降には、水素で動く次世代の小型飛行機の導入を目指すなどとしています。

日本航空は、2019年度の時点で年間900万トン余りの二酸化炭素を排出していますが、2050年には実質ゼロにする方針で、目標の達成に向けた行動計画をまとめました。

それによりますと、二酸化炭素の排出を抑えるため、廃プラスチックや使用済みの食用油といった石油以外の原料からつくられたジェット燃料を段階的に導入します。

大手商社などと連携して、こうした燃料を国内で調達できる体制づくりを進めて、2030年には石油由来でない燃料の割合を全体の10%にし、2040年には国内線で使う燃料はすべて切り替えます。

また、燃費のいい新型の飛行機への切り替えを進めるとともに、2035年以降には、航空機メーカーが開発を進めている水素で動く小型の飛行機の導入を目指すとしています。

鉄道などと比べて二酸化炭素の排出が多い航空業界には、世界的に厳しい目が向けられていて、ANAホールディングスも食品廃棄物を原料とした燃料を導入するなど、対策を急いでいます。